不動産業者は不動産を買わない!の嘘

こんにちは、デルです。

先日ネットサーフィンをしていたらこんな記事を読みました。

「不動産投資は危険!もし儲かるならなんで不動産業者は自分で買わずに売るのか?手を出さない方が懸命です!」

このコメントはある意味合っていると思いますが、大きな勘違いをしています。

この人はきっと不動産投資はしていないのでしょう。

しかし私は実際不動産投資をしていて、儲けもしっかり出ています。

この記事ではこうした勘違いに対して正していきたいと思います。

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不動産業者は物件を買わない?

結論から言うと、売買を専門にしている業者は自社で保有していない業者もあるかもしれませんが、多くの不動産業者は不動産を保有して収益を得ています。

不動産業者と言ってもその事業モデルには様々な種類があるのです。

不動産業者の種類

売買専門業者

ネットで書かれていたケースはこのタイプの業者だと思います。

特に最近はネット社会になりましたので、都心部には売買だけを専門にする業者も増えたのではないでしょうか?

売買を専門に行う業者にも色々な種類があります。

不動産業者だけが見れるレインズというサイトから物件を見つけて自社のサイトなどに掲載している業者、自社で物件を発掘する力のある業者そのやり方は様々です。

売買を専門にする業者の場合は物件を発掘する力、融資を引く力、および売る力が備えられているので、実際に物件を購入して運営するよりも売ってしまった方が収益を上げやすく、またリスクが無いのです。

物件を運営して収益を得るためには毎月家賃を待たなければなりませんが、売買は一括で手数料を取れますよね?

実際にこうした業者から買う場合は注意してください。

この業者は売るプロのためその物件を魅力的にプレゼンしてきますが、業者としてはより高い金額で売った方が手数料を多く受けれるので、必要以上に高く買わされてしまう場合があります。

管理専門業者

売買は一切行わず物件管理のみを専門に行う業者もあります。

これは大家から物件を預かり客付けや入居者からの問い合わせ、共用部の清掃などを実施することを専門にする業者です。

この業者の場合も物件に起こる修繕などは大家負担のためリスクなく実施することができます。

しかし管理費は通常家賃の5%程度ですので、より多くの物件を預からないと事業として成立しません。

そうしたネットワークがある業者だけが取り組める事業モデルです。

地域密着型業者

昔ながらの地域にある業者です。

事業エリアで物件の売買、管理、物件の保有すべてを行っています。

ネットが発展していなかったときは、このモデルが一般的な不動産業者でした。

古い不動産屋さんがいつも事務所にいて暇そうにしているのは、自社保有物件を持っているため積極的に営業をしなくても安定収入が入って来ているのです。

不動産業界は未だにアナログな部分があるため、昔ながらに運営していると人脈が広がり黙っていても良い物件情報が入ってくることが多いのです。

不動産投資家の不動産業者

最近は不動産投資家が不動産業者を立ち上げたり、不動産会社を購入する場合があります。

これはある程度投資家として大きくなると業者に支払う手数料がもったいなかったり、レインズを自分で見れたり、物件の早期売却を出来るようにするなど投資家としても様々なメリットがあるのです。

なお、不動産業者を立ち上げるために投資家自身が宅建を保有している必要もありません。

従業員5人あたりに1人居れば不動産業者を立ち上げられますので、規模が大きい投資家は従業員として宅建取得者を雇い、不動産会社を立ち上げるのです。

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不動産業者が売る理由

売買専門業者が物件を売る理由はわかって頂けたと思います。

しかし地域密着型や投資家が立ち上げた不動産会社も物件は売却します。

それはなぜでしょうか?

地域密着型の業者が売る理由

地域密着型業者は自社の基準に当てはまる物件が出てきた場合は自社で買います。

持ち切っても良いような物件が多いようです。

しかし不動産価格は業者ではなく売主が決めるものです。

その価格で基準にあった収益が見込めなければ、業者としては購入することはリスクにしかなりません。

よってほかの買主を探すのです。

しかし我々は投資家です。

投資家の場合は物件にもよりますが利回り一桁でも購入する場合があります。

そもそも求めている収益レベルが違うので、一般の投資家は購入することが出来るのです。

不動産投資家の不動産業者

不動産投資でいくら儲かっていても物件を売却しないと利益は最終的に確定しません。

よって利益を確定させるために投資家は物件を売却します。

そして物件を入れ替えてより大きな収益得ていくのです。

投資家系の業者の場合は、購入時にある程度売却タイミングと売却額を決めていくら利益を得るか決めているものです。

よって、相場並みの金額で出てくることが多いと思います。

不動産投資は本当に利益が得られるのか?

ちゃんとやれば儲かります

結論として、ちゃんとやれば儲かります。

実際私は利益を出していますし、投資という意味では株やその他の投資よりも利回りは高いと思います。

そしてそれを継続することで、その収益は加速度的に上がっていきます。

ただし物件に問題が起きる可能性はありますので、そのリスクには備えなければなりません。

不動産投資がミドルリスクミドルリターンと言われる所以はこのためです。

投資である以上、リスクがゼロにはなりません。

しかし不動産投資のリスクはほぼ出尽くしているので、しっかり対策を行うことでそのリスクも最小限に抑えることが出来ます。

不動産投資のリスクについてはこちらの記事で詳細を確認してください。

不動産投資を始めるならしっかり勉強しましょう

不動産投資を始めるのであれば、物件を購入する前にしっかり勉強しましょう。

今は不動産投資関連の本も多く出ていますが10冊以上は読むことをオススメします。

また体系的に不動産投資を学びたいなら、ファイナンシャルアカデミーの不動産投資の学校がオススメです。

講師の束田さんは実際の不動産投資家ですし、多くの有名不動産投資家も排出していますので、まずは無料のセミナーに参加してみてください。



ありがとうございました。

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