こんにちは、戸建て9戸を運営する戸建て投資家デルです。
今日も皆さんのお役に立つ情報を共有していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
今回は新しい挑戦をする皆さんにエールを送る意味で、挑戦するときに気を付けるべき唯一のことをお伝えしたいと思います。
それは“負けない”と言うことです。
新しい挑戦をするとき、誰しも勝つことを目的に活動されると思います。
しかし勝つことよりも、負けないことの方が100倍大事です。
今回はその理由を紹介していきたいと思います。
負けないことが大事理由
勝つことと負けないことは同じ意味ではない
ここで言う“負けない”とは、スポーツなどで優勝することではありません。
優勝するということは、勝つということですね。
“負けない”とは練習をし過ぎてケガなどをしてしまい、そもそもの大会自体に出場できなくなるという意味です。
これを副業などの事業に例えると、まだ事業を始めていないのに本業を辞めてしまう事や、事業が軌道に乗っていないのに大きな融資を受けてしまうことなどがこれに当たります。
人生を掛けた大勝負!と気合を入れて取り組む人も居ると思いますが、残念ながらその挑戦は失敗に終わる可能性が高く、そうした時すべてを投げ出してしまっていると、再起不能になってしまう可能性があるのです。
初めての挑戦は失敗する可能性が高い
もちろん、挑戦するからには勝ちたい!誰もが思っていることだと思います。
しかし、世の中はそんなに甘くありません。
もちろん大勝負をして勝つ人は一定数いるでしょう。
しかしその反対側で負ける人が大半なのも事実です。
スポーツの大会で優勝するために、体を追い込んで追い込んで、、、でもケガをして大会に出れ無ければその努力は無駄に終わってしまいます。
副業でもいきなり会社を辞めて事業に取り組むと、最初から成果が出ることはまずあり得ないので、生活費を稼ぐためアルバイトをしなければならないかもしれません。
そうしたとき、会社を辞めて事業に費やす時間を増やしたかったのに、時給が減ってしまったために会社員の時よりも多くの時間をアルバイトに費やさなければならなくなるかもしれません。
そしてその事業を軌道に乗せることが出来なかったら、再起するのも非常に厳しくなります。
負けるというのは事業をすることにおいては、再起不能になるという意味になります。
負けても再起出来るように準備する
ここで言う‟負けない”とは再起が出来るように取り組むということです。
不動産投資で自己資金も対してないのに、1億円近くの融資を受けて物件を買うことは非常に危険です。
予期せぬ物件の欠陥が見つかり修繕をしなければならなくなるかもしれませんし、退去が続いてハウスクリーニング費用がかさんでしまうかもしれません。
これらの費用を準備出来ていないと入居者の募集をすることも出来ず、結果的に廃墟となる不動産だけが残るような状況になります。
その反対側で融資を受けているので月額の融資費用は返済しなければなりませんが、家賃収入が入ってこないため、融資の返済も持ち出しで対応しなければならなくなるかもしれません。
最終的に融資の返済をも滞り、自己破産となる可能性もあります。
事業は何があるかわかりません。
最悪の事態を想定して、もしそうなってしまっても対処が出来る範囲で事業を始めるようにしましょう。
かぼちゃの馬車の物件を買ってしまったAさん
私の不動産投資仲間に、かぼちゃの馬車の物件を買ってしまったAさんが居ます。
資産運用を考えていた当時の彼は、スマートデイズの営業マンの巧みな営業トークに騙されて物件を買ってしまいました。
その金額は約1億円で、オーバーローン(物件+諸経費も融資してもらう方法)での購入でした。
その後も不動産投資を拡大していこうと考えていた彼はそれから勉強を初めていきましたが、かぼちゃの馬車の物件が実は非常にあぶないと言うことに気が付き、焦って大家の会に所属、助けを求めました。
そんな矢先、テレビ報道があったようにスマートデイズ社からの家賃の振り込みが断ち切られ、実際の入居者からの家賃のみを受け取る状況に。
彼の物件はかぼちゃの馬車の中では入居者が多い方で、25万円程家賃収入はあったようですが、返済は毎月45万円。
当然返済額に足りませんので持ち出しで返済をしていました。
その後、彼は大家の会の仲間の協力で戸建投資にシフトし、またかぼちゃの馬車事件が大きな社会問題となったおかげで2020年に無償返済となりました。
彼はたまたま大家の会のメンバーの協力で再起を図ることが出来ましたが、被害者の中には自殺したり自己破産した人も居たようです。
購入した人たちにとっては大きな勝負をしたつもりではなかったのかもしれません。
しかし、その物件を買って本当に負けないのか?最悪はどんなことが起こりえるのか?自ら考え学んでいればこんなことにはならなかったと思います。
投資は自己責任です。
この場合はたまたま銀行側が非を認めて返済させてくれましたが、似たようなケースは他にもたくさんあります。
あなたはこうした詐欺まがいの営業トークに騙されないように注意し、負けない事業をするように細心の注意を払って活動してください。
負けない事業って何?
負けないようにすると言ってもイメージが沸かないかもしれません。
つまりは失敗しても取り返しがつく範囲で始めようということです。
事業を始めるのであれば、最低限の生活資金(給料の6か月分)を準備し、本業とは別の副業として開業するようにしましょう。
不動産投資で言えば、まずは中古の戸建てや区分マンションから参入し500万円程度の物件からスタートするようにしましょう。
もしその事業がうまく行かなくても生活は保証されていますし、失敗しても物件の価格自体が安いので、サラリーマンでも頑張れば返済出来ると思います。
そしてその失敗を精算し、また準備が出来たら違う事業に副業から挑戦しましょう。
世の中の成功者と言われる人たちは、こうした様々な失敗を繰り返し、その経験を糧に精度を高めて成功しています。
事業の途中で負けて撤退してしまうとすべてが止まってしまいます。
焦らず少しずつ事業規模を拡大する計画を立てて進めてみてください。
まとめ負けないことが如何に大事なことか、今回はお伝えしました。
ご理解頂けましたでしょうか?
どんなに素晴らしいプランであっても必ずうまく行かないことは発生します。
そんな苦境に立たされた時でも生活出来るように準備を進めることで、安心して事業に取り組むことが出来ます。
勝つことよりも負けないことの方が圧倒的に大事なのです。
もし負けてしまう、取り返しが着かなくなってしまうと思うのであれば、その事業にはおそらく参入しない方が良いでしょう。
最後の賭け!という人もいますが、生きていればチャンスはいくらでもめぐってきます。
そのチャンスを生かせるようにしっかり準備をして取り組める人だけが、最終的に勝ち組へのチケットを手にすることが出来るのです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
コメント